好評を頂いている『Vox-y Music』Youtubeチャンネル
現在公開しているギター演奏動画について、質問の多いサウンドメイキングの解説を交えながらご紹介していきたいと思います!
YouTube用にギター演奏を高音質で録音したい方は是非参考にしてみてください!
1.Spread Your Fire - Angra / Twin Guitar
まずは、チャンネル内で一番人気の『Spread Your Fire』から解説をしていきます。
これはVox-y音楽教室代表の榊原が大好きなANGRAというバンドの楽曲です。
壮大でかなりテクニカルな楽曲ですが、雰囲気を出すための音作りもとても需要になってきます!
この撮影時には基本的にはアンプを鳴らしてマイク録音をしています。
しかし、この時はDAWは使わずにShureの57マイクを撮影カメラに直接接続して録音しています。
もちろんオーディオインターフェースを使ってDAWへ取り込んだ方がより高音質になります!
それでも、迫力ある音質で録音できているのは、本物のアンプを鳴らしているからでしょう。
アンプのセッティングについてですが、使用しているのは『Laney GH100L』初期型です。これをENGLの4×12キャビネットで鳴らしています。
Laney GH100Lはハイゲインアンプですが、音はとてもスッキリしています。
重低音はあまり出ないですが、抜けの良い芯のあるサウンドが特徴です。
動画のこの雰囲気を出すためには抜けの良さがとても大切です。
長年愛用しているお気に入りのアンプです!
エフェクターはレクティークのオーバードライブだけブースターとして掛けています。
演奏ではこの抜けの良さを生かして、粒を揃えるように意識すると良いでしょう!
2.Carry On - ANGRA / Guitar Cover
これは割と最近人気のギター演奏動画です。
ANGRAの定番曲『Carry On』
またしてもANGRAですね!w
この時もアンプをマイク録りですが、DAWで録音しています。
やはり先程のよりもギターサウンドに迫力がありますね!
アンプのセッティングについても基本同じになります。
ヘッドアンプは同じ『Laney GH100L』ですが、こちらはNOSバージョン。
1983年製のVINTAGE NOSチューブを搭載した特別モデル「GH100L NOS」です。
プリ管は更にグルーブチューブへ交換をしています。
DAW側でのEQやエフェクトも最小限にしてあります。
『Spread Your Fire』の時と大きく違うところは、マイクプリアンプを通していることです。
この時は、Forcusriteの『ISA ONE』を使っていたかと思います。
オーディオインターフェースに内蔵のマイクプリアンプと比べるとギターサウンドの迫力と音抜けが非常に良くなります。
因みに、オーディオインターフェースはApogeeのDuetを使っています。
アンプ録りでイマイチ良い音で録音できないという方は、別途マイクプリアンプを使ってみると格段と音が良くなるので是非試してみてください!
3.Y.R.O. - RACER X / Guitar Cover
こちらはRACER Xの『Y.R.O.』という曲です。
レッスンでもよく取り上げる楽曲ですが、雰囲気を出すのがとても難しい曲でもあります。
もちろん、ANGRAもあります!
この2曲はまったく同じセッティングです。
さて、みんな大好きなシミュレーターです!w
この時のセッティングは、ギターアンプシミュレーターの『ElevenRack』をしようしています。
現行版はHEADRUSHになります。
HEADRUSHは最新のソフトウェアになりますので勿論音質はサイコーです!
自分はハードウェアの品質と接続端子の豊富さからこのElevenRackを愛用しております。
プラグインなどで使用するソフトのギターアンプシミュレータ(AMPLITUBE4)などもレコーディングで使ったりもしますが、ハードのElevenRackやHEADRUSHの方がレイテンシーが少なく、このような速弾き系のギタリストには向いていると思います。
現在は、このようなシミュレーターも多くのメーカーから発売されていますし、使っている方も多くいらっしゃると思います。
手軽に良い音が作れて、そのままパソコンへ取り入れできるのでとてもお勧めですね!
ギター音作りの勉強や練習にも最適です!
自宅で大きな音を出せない人も多いと思いますので、まずはギターアンプシミュレーターを駆使してみてください。
また、ギターアンプシミュレーターを使う際も、マイクプリアンプはオススメです!
ギターアンプシミュレーターで使用する際は、ギターから真空管のマイクプリアンプ繋いでいます。
そこからこのElevenRackへ繋いでいます。
繋ぐ位置が重要ですので、間違えないようにしてください。
こうすることでエフェクターのプリアンプ的な効果が得られ、ギターサウンドが格段に太くなります。
マイクプリアンプの有り無しでは全く違う音質です。
ギターアンプシミュレーターで限界を感じている方は是非一度試してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はYouTube演奏動画についてのサウンドメイキングを解説してきましたが、各々生かせるところがあれば是非参考にしてみてください。
ギターレッスン生の方には、サウンド作りのアドバイスや主要なアンプシミュレーターのオリジナルプリセットも配布しております。